成層圏・対流圏

大気は上空に行くに従って1000メートルにつき5から6度の割合で気湿が低くなるのが普通ですが、ある高さ日本付近でば冬は10キロ位、夏は16キロ位に達すると、それ以上上っても気温がそれほど低くならず、むしろ気温がだんだん上昇します。この境界面を圏界面またはトロポポーズと言い、この面より下方の大気を対流圏、上方を成層圏と言います。雨が降ったり風が吹いたりするのは、対流圏内のことであり、成層圏は年中快晴で、飛行には好適です。気温が高さとともに滅少する割合からみて、圏界面が判撚としている場合は少ないために、高さによって気温が低くなる割合が1000メートルについて2度以下となる最低の高度を圏界面と定義しています。
圏界面から上の成層圏では、高度が増すにつれて気温が高くなります。その限界は成層止面、ストラトポーズで、それから上は再び気湿が低くなります。次の境界面ほ中間止面、メソポーズで、メソポーズから上は、また気温が高くなります。ストラトポーズとメソポーズの間を中間圏、メソポーズから上を温度圏と言います。

気象と天候

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