収束雲

収束雲とは気象衛星から送られてくるATP写真などによって分かるもので、気流の収束するラインに沿ってできる長い帯状の雲。北陸豪雪など日本潅側の局地的大雪や里雪をもたらす雪雲解析の結果から見つけられました。冬型の気圧配置が崩れかけたとき、日本海の上に沢山ある筋状の雲の中で、特に太い帯状の雲が一本あるいは二本現われることがあります。これが収束雲です。収束雲が陸地にぶつかる地域に小さな低気圧ができると、そこに局地的な大雪が降りやすい。収束雲は朝鮮半島北部の沿岸から北陸地方まで達しており、もう一本は間宮海峡から南下して北海道石狩湾近くまで伸びているといったように長大なものです。高層天気図上の流線解析の結果、気流の収束線とこの収束雲の位置と走向が一致していることが分かりました。北陸地方や北海道石狩地方の大雪の予報が、これらの事実によってさらに碓実になっていくことが期待されます。

気象と天候

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