低気圧・高気圧

周囲より気圧の低いところを低気圧といい、気圧の一番低いところを、低気圧の中心と言います。風は中心に行くに従って強く、北半球では時計の針と反対の向きに回り込みながら中心に向かって吹き込み、上昇気流となり上空に抜けます。このため域内は雲が多く降水があります。高気圧周囲より気圧の高いところを高気圧といい、気圧の一番高いところを、その中心と言います。天気図の上に現われる高気圧の範囲は著しく広く、普通1000キロ位、ときには4000キロくらいに及ぶことも珍しくありません。一般にはその域内では風は穏やかがで、天気が良く成ります。その訳は、周囲より気圧が高いので、地面付近では、風が四方に吹き出していますが、その埋め合わせに域内では下降気流があるからです。

気象と天候

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